F1第13戦イタリアGP開催中のモンツァから伝わってくるうわさによると、若手ブラジル人フェリペ・ナスルが同国の先輩フェリペ・マッサに取って代わってウィリアムズの2015年シートを得るかもしれない。
ナスルはウィリアムズの控えドライバーで、出身国だけでなく名前までマッサと似ているのは皮肉だ。
「フェリペ・ナスルがコックピットに収まりたがっているのはほぼ公然の秘密だが、実現するかどうか、まだ分からない」と語るのは、フィンランドのテレビ局『MTV3』でF1解説を行うオスカリ・サーリだ。
「ウィリアムズは今季と同じ顔ぶれをキープすると思う」とも付け加えている。
ナスルのマネージメントを務めるのはスティーブ・ロバートソン。キミ・ライコネン(フェラーリ)の代理人だ。
サーリと同じくフィンランドのジャーナリスト、ティモ・プルキネンは、ナスルがポケットに潜ませているらしい多額の資金について次のように指摘する。
「昨日きいたうわさによると、ナスルに1,800万ドル(約18億9,100万円)のスポンサーが付いているとのことだ」
「ウィリアムズには必要な金かもしれないが、他チームなら両手を広げて迎えてくれるだろう。例えばザウバーだ」と、プルキネン。
「それにウィリアムズは、マッサと比べてナスルを明らかにひ弱なドライバーと考えている節がある。獲得ポイントが減れば、1,800万ドルくらいの年間賞金をすぐに失ってしまう」