今週末のF1第13戦イタリアGPで大苦戦中のロマン・グロージャン(ロータス)が、マシンを酷評している。
不振のチームから脱退を考えているというグロージャンだが、無理もない。金曜と土曜のフリー走行で2台のケータハムとブービー賞を争うありさまで、今季最悪の状態だ。
「モンツァでは、速さでマルシャに負けると思っていた」と、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』、フランス『Auto Hebdo(オート・エブド)』両誌に語るグロージャン。
「彼らのフェラーリエンジンは進歩したよ。Q2進出は難しい」
「僕らは開発プログラムで遅れをとっている」というグロージャン。「マシンの冷却に時間と金をかけすぎて、性能が二の次になった」
ブラジル『Globo(グローボ)』紙は、グロージャンのこんな発言を伝えている。「モンツァのロータスは僕の人生で最低のクルマだ。間違いないよ」
「問題は空力の安定性だ。今年中に100パーセント解決するのは不可能だね」
F1の公式タイヤ供給会社ピレリについても、グロージャンは手厳しい。「去年が硬すぎたというのに、今年もなんだ」
この点では、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)も同意見だ。「まるでコンクリートみたいなタイヤだよ」