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来季フェラーリ、メルセデスAMGに追いつけるか

2014年09月05日(金)7:35 am

フェラーリは2015年、まったくの新車を投入するが、技術責任者ジェームス・アリソンは、それでメルセデスAMGに追いつけるか確信が持てない。

前チーム代表ステファノ・ドメニカリとエンジン責任者ルカ・マルモリーニの退団後、後任としてやってきたマルコ・マティアッチは元ロータス設計者のアリソンに希望を託している。

期待はずれのF14Tの後継車は、アリソンがフェラーリに移ってから初めて一から手がけるプロジェクトだ。アリソンによると、2014年型車とはまったくの別物になるという。

2014年型車が抱える細大の問題についてアリソンは、非力なV6エンジンが原因と考えるほど単純ではないと話す。

「主にわれわれは、ライバルのメルセデスAMGに出力で劣っているが、空力ダウンフォースも不足している」

「マシンはすべてにおいて改善しなければならない。それで初めて来年、戦闘力が増すのだ」と、アリソン。従って2015年型車は「すべての面で」違うマシンに生まれ変わるのだ。

アリソンは、いわゆるエンジン開発「凍結」が復活の妨げになることを心配していないという。規則によって2015年は「パワーユニット」の48パーセントに変更を加えることができるからだ。

「われわれが問題としているのは規則ではない」と話すアリソン。「あれほどの大差を縮めるためには一定の時間が必要なのだ」

いろいろと憶測を呼んでいるフェラーリのエースドライバー、フェルナンド・アロンソは2015年もチームに残るつもりらしいが、マシンについてはアリソンと似た意見だ。

「確かなのは、僕らは冬のあいだに差を縮めなければならない。例年のシーズンオフとは比較にならないほどにね。(メルセデスとは)1秒半も間が空いているんだ」と語るアロンソ。

「6ヶ月でそれをできるかどうか、僕には分からない」

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