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ベルギーGPの同士討ち、ロズベルグに援軍現る

2014年09月04日(木)7:53 am

F1第12戦ベルギーGP決勝序盤にメルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが接触した一件。世界タイトルを争う両者が絡む事故とあって一大事に発展したが、チャンピオン経験者のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)はロズベルグに同情的だ。

ロズベルグに当てられた形のハミルトンは故意のアクシデントだと僚友を非難したが、アロンソは次のように話している。「あれはレース中の単なる事故だよ」

「コックピットにいるニコから、フロントウィングで正確に他車のタイヤを狙って切れるわけがない」と、アロンソはイギリス『Sky(スカイ)』に話す。

「そんな芸当をやってのけるには、外科医なみの腕が必要だ」

「事故で損をしたのはハミルトンだが、その逆だってあり得たかもしれない。彼のタイヤが何とか衝撃に耐えてフロントウィングを壊したとしたら、ロズベルグのレースは終わっていた」と、アロンソ。

4年連続F1王者のベッテルも同じ見解だ。
 
「僕が思うに、ありきたりなレーシングアクシデントだ」と、ベッテルはいう。「故意か否かなんて、話題にすべきじゃない」

「自分のウィングを失うリスクを承知で、わざわざ実行するやつなんかいないよ」と、ベッテルはドイツ『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に語る。「誰だって、アンフェアな運転をして(非難の的になる)のはごめんだ」

好ドライバーと評価の高いニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)も、ロズベルグの立場を支持する。

「別にニコ(ロズベルグ)は何も悪いことをしていない」「彼のほうが速いと思ったから追い越ししようとしたまでさ」

ハミルトンとロズベルグが次に相まみえるのは、4日(木)のモンツァだ。FIA(国際自動車連盟)が二人を第13戦イタリアGP公式記者会見の出席者に指名したのである。

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