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ロッテラー、イタリアGP出場のオファーを蹴る

2014年09月04日(木)5:01 am

小林可夢偉に代わってケータハムからF1第12戦イタリアGPにスポット参戦したドイツ人ドライバー、アンドレ・ロッテラーが、続く第13戦イタリアGP出場を見送った。

それまでは、スペインの新人ロベルト・メリが今週末のモンツァでコックピットに収まると思われていた。

ワールド・シリーズbyルノーとDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦するメリだが、F1出走に必要なFIA(国際自動車連盟)発給のスーパーライセンス取得がうまく行かなかったとことも考えられる。

これについてスペイン『Diario AS(ディアリオAS)』紙は、ケータハムの新チーム代表コリン・コレスはB案を考えていたと伝えている。メリのスーパーライセンスが下りたら彼を金曜のフリー走行に乗せ、土曜以降はロッテラーに運転を任せるというものだ。

当初はコレスのオファーを受けたと、ロッテラーは次のように語っている。

「僕には疑いがあった」と、ロッテラー。「でもチームがどうしてもというものだから了承したんだ」

「2日(火)になるとコレスは、メリが金曜のフリー走行を走るといってきたものだから、考えを変えてやっぱり出ないことにした」

「F1では新人の僕だ。走らないとまずいよ」と、オファーを断った理由を説明するロッテラー。

ロシアから資金提供を受けているというメリをFP1で起用し、彼にライセンスをくれたFIAを満足させるのがコレスの案だ。

「僕は300キロの距離を走らないといけないんだ」と語るのは、メリ。「もし金曜日に(モンツァを)走れるなら、その次(第14戦シンガポールGP)も走行して経験を積み、いずれグリッドに並びたい」

「一歩ずつ進むのがベストだよ」とメリは話していた。

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