NEXT...F1開催スケジュール

小林可夢偉のイタリアGP出場が確定

2014年09月04日(木)13:05 pm

小林可夢偉が今週末のF1イタリアGP(7日決勝)に再びケータハムから出走することになった。この後、ケータハムからも正式発表が行われる模様だ。

可夢偉は、2週間前に行われたベルギーGP(第12戦)では、スポンサーのハイプを引き連れたドイツ人ドライバーのアンドレ・ロッテラーにシートを明け渡していた。

ケータハムの首脳陣は、イタリアGPではロシア系のスポンサーを持つスペイン人ルーキードライバーのロベルト・メルヒを走らせるつもりだったが、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)では、メルヒにF1出走に必要なスーパーライセンスを発給するにあたり、まずはF1経験を積ませるために金曜のフリー走行1回目にのみ出走を許可したことが明らかになった。

かつてHRTなどでチーム代表を務めていたコリン・コレスによって率いられるケータハムでは、今回高速サーキットとして知られるモンツァのフリー走行でメリを走らせた後、FIAから正式にスーパーライセンスを取得し、第14戦のシンガポールGP(21日決勝)、そしてそれ以降のレースにメルヒを出走させることを目指すものと考えられている。

ベルギーGPが行われたスパ・フランコルシャンでは、ぶっつけ本番でのチャレンジながらチームメートのマーカス・エリクソンを予選で上回る活躍を見せたロッテラーだったが、決勝ではわずか2周目にマシントラブルでリタイアとなっていた。そのロッテラーはケータハムからイタリアGPでの出走もオファーされていたが、これを断ったことを明らかにしていた。

現在複数のメディアが、モンツァ・サーキットのケータハムのガレージにはすでに可夢偉の名前が記されており、可夢偉も現在イタリアへ向かっている途中だと伝えている。

可夢偉自身もこれを裏付けるように、ツイッターに「パスタの国に向かってます。心境なんて嘘でも聞かないで下さい。しっかり自分の仕事だけはやり遂げます」とつぶやき、その後次のように付け加えている。

「ファンの皆様のご理解本当にありがたいです! 多分現場のジャーナリストの方達には聞かれると思うけど。本日のインタビューはお手柔らかにお願いします」

上述のように、ケータハムではシンガポールGP以後は潤沢な資金を持つメリを乗せるつもりだと言われているだけに、この先はまだ不透明な状況だ。可夢偉にはイタリアGPでチーム首脳陣の考えを改めさせるような活躍を期待したいものだ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック