フェラーリは3日(水)、2016年F1に参入するアメリカの新チームにV6ターボのパワーユニットを供給すると発表した。
同チームオーナーのジーン・ハースは、米ストックカーNASCARのチームを共同運営するほか、工作機械の大手ハース・オートメーションを所有する。同社は既にフェラーリのスポンサーだ。
「われわれはここに、ハースF1チームと戦略的に重要なパートナーシップを結んだことを発表する。また、アメリカ発の新規エントラントによるF1参戦を歓迎する」と、チーム代表のマルコ・マティアッチは報道声明で述べた。
フェラーリは現在、ザウバーとマルシャにエンジンを供給しているが、マティアッチが二週間前の第12戦ベルギーGPで語ったところによると、今年、彼らの支払いは遅れ気味だ。
マティアッチは3日(水)、次のようにコメントした。「われわれの目的は全カスタマーチームに向けたパワーユニットの開発プログラム強化にある。だが(ハースとの)新規パートナーシップは、パワーユニット供給と、それに関連するすべての技術サービス提供といった古典的な役割を超えて発展の可能性を秘めている」
「フェラーリにとってアメリカ合衆国は、興味深いチャンスと多く出会える、今後とも重要な顧客市場のひとつだ」