レッドブルのセバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドが、モンツァ・サーキットで行われるF1第13戦イタリアGP(9月7日決勝)に向けて意気込みを語った。
■セバスチャン・ベッテル「モンツァで完ぺきなラップをまとめるのは難しい」
「イタリアにはいろんな楽しみがあるんだ。おいしい食べ物やすてきな場所がね。たくさんのドイツ人が休暇でイタリアのビーチに行くのはそのためだと思っているよ!」
「若いころカートをやっていたときにはイタリアにも何度も行ったから、ガルダ湖や、北イタリアのナポリ、そしてパルマといったところはよく知っているよ。そこには素晴らしいカートのサーキットがあるんだ。イタリアのカートのレベルはかなり高いよ。メーカーがたくさんあるからね。カート時代からの友人も何人かイタリアにいるし、トロロッソの本拠地でもあるから、訪ねるのを楽しみにしているんだ」
「僕の大好きなサーキットのひとつがモンツァであるのは間違いないよ。今のF1サーキットの中でも最速レベルだからね。1周5.793kmのサーキットには厳しい減速ポイントがあるから、とりわけブレーキやタイヤに厳しいし、荷重もすごくかかるんだ。特にクルヴァ・グランデ(ターン3)とパラボリカ(ターン11)ではね。モンツァでは完ぺきなラップをまとめるのはすごく難しいよ。すべてのカーブとシケインを望み通りに駆け抜けるのはほぼ不可能だからね」
■ダニエル・リカルド「モンツァでは常に最大の集中力が求められる」
「今日のモンツァで一番難しいのはブレーキングゾーンだね。最初のシケインがその最もいい例だよ。1年を通じてF1カーが達する最高のスピードで、1年を通じて最もきついコーナーであるその最初のシケインに向かうんだ。それに加えて、1年を通じて最もダウンフォースが小さく抑えられたクルマでそれに対応することになる」
「クルマは滑りまくるし、減速するための距離も長くなる。ブレーキをロックさせるわけにはいかないけれど、同時にペダルを長く踏み過ぎてタイムを失うわけにもいかない。常に最大の集中力が求められるんだ」
「僕は、長いストレートはそれほど好きではないんだ。難しいコーナーを駆け抜けることに比べたら少し退屈だからね。でも、モンツァは例外さ。大勢の観客の前で木々の間を駆け抜けるのは素晴らしいし、ずっとドキドキしっぱなしだよ。それにモンツァの観客はワイルドだしね。もちろん、彼らはみんなフェラーリを応援しているんだけど、これまでは僕に対しても常に応援してくれていたよ。またぜひあの素晴らしい表彰台に上って、それを確かめたいね!」