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アロンソ、契約特別条項によりフェラーリ離脱の可能性も

2014年09月01日(月)17:08 pm

9月1日(月)は、フェルナンド・アロンソにとって、現在のフェラーリとの契約における「魔法の日」になるかもしれない。

【画像】F1イタリアGPの美女たち

フェラーリのチーム代表であるマルコ・マティアッチは、非公式にではあるが、2015年シーズンもアロンソとキミ・ライコネンという現行のドライバー体制で臨むことになると認めている。

フェラーリでは、これまで母国レースとなるF1イタリアGPにおいて何らかの正式発表を行うことが多かったものの、今週末に開催される今季のイタリアGP(7日決勝)では何も発表されることはないと考えられている。

「モンツァではドライバーに関する発表など行われないよ」とイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に語ったマティアッチは、次のように付け加えている。

「なぜなら、何も発表するようなことはないからね」

マティアッチがそう言うのは、アロンソもライコネンもすでに2015年の契約があるからだ。

そのことに間違いはない。だが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、9月1日にはすべての状況が変わってしまう可能性があると主張している。

ミハエル・シュミット記者は、現在のアロンソとフェラーリの契約には、もし9月1日の時点でランキングトップのドライバーから25ポイント差以内でなかった場合、アロンソのチーム離脱を可能とする特別条項が盛り込まれているとの「内部関係者」のコメントを引用している。

実際のところ、モンツァで行われるイタリアGPを前に、アロンソはポイントリーダーであるメルセデスAMGのニコ・ロズベルグにはほぼ100ポイントの差をつけられている。

だからと言ってアロンソがすぐにフェラーリを去るという決断をするとは限らない。だが、イギリスの『Telegraph(テレグラフ)』紙は、マクラーレン総帥であるロン・デニスが、アロンソに対して年間3,200万ドル(約33億3,000万円)もの途方もない金額でオファーを出したと報じている。

アロンソはかつて2007年にマクラーレンに加入したものの、デニスとの関係悪化によりわずか1年でチームを去ったという経緯がある。だが、『Telegraph(テレグラフ)』によれば、2015年から新たにホンダと手を組むにあたり、デニスはその新時代をリードするドライバーとしてアロンソに白羽の矢を立て、すでにその復帰に関する「話し合いを行った」という。

だが、そのアロンソも、日本から伝えられた最新のうわさを耳にすれば、警戒感を強めることになるかもしれない。

そのうわさによれば、2008年にF1から撤退し、来季7年ぶりにエンジンサプライヤーとしてF1復帰を果たすことになったホンダだが、開発が進められているその新エンジンのパフォーマンスは、現時点においては現在マクラーレンにも供給されているメルセデス製エンジンのパフォーマンスに遠く及ばない状態だという。

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