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ベルギーGP、昨年よりスピード速かった

2014年08月30日(土)7:20 am

24日(日)に行われたF1第12戦ベルギーGP決勝で、新時代の「パワーユニット」が、空気を切り裂くような昨年までの自然吸気V8エンジンを初めて速度で上回った。

今年のマシンはターボV6エンジンのほか、低ダウンフォースと重量増が特徴だ。そのためスピードは、以前に比べて少なくとも時速数キロ遅いとされてきた。

ところがベルギーGP決勝でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が叩きだした最速ラップをみてみると、2013年に同じくスパ・フランコルシャンのレースでセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が優勝した時のタイムより、コンマ2秒速かったのだ。

ドイツの自動車専門誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の分析によると、理由は以下のとおりだ。

第一に、スパでは空力の効果がより小さく、2013年スペックのV8よりも力強いV6ターボのパワーユニットは、長い直線の最高速で平均して時速20キロ以上も速かった。

第二に、先週のスパではコーナリングの不利も軽減された。ピレリが昨年のミディアム/ハードより一段階やわらかいソフト/ミディアムの組み合わせを持ち込んだことが関係した。

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