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異論続出、フェルスタッペンのF1デビュー

2014年08月29日(金)9:26 am

まだ十代のマックス・フェルスタッペンが2015年に予定しているF1デビューについて異論が出るなか、F1解説者のミカ・サロも反対を唱えはじめた。

サロは現役当時、フェルスタッペンの父ヨスとF1で戦った。その彼が、1997年F1世界チャンピオンのジャック・ビルヌーブに同調したのだ。果たしてフェルスタッペンの2015年トロロッソ入りはF1に吉と出るか疑問だとビルヌーブはいう。

「私もF1にとってよくないと思う」と、フィンランドのテレビ局『MTV3』に語るサロ。

「子どもをF1に乗せるべきではない。それが私の意見だ。何年も修行を積んだドライバーがようやくたどりつく、まさに頂点のカテゴリー、それがF1であるべきだ」

「F1は下位フォーミュラとわけが違う」と、サロ。

ザウバー、トヨタ、さらにフェラーリもドライブした経験を持つサロ。彼はフェルスタッペンのことも案じている。いきなり慣れないマシンに乗せられ、輝かしい将来を早々と棒に振る危険を冒しているというのだ。

「もし二年で結果が出なかったらどうする?19才で、F1ドライバーとしての職を失うんだよ」

去年F1を引退したばかりのマーク・ウェバーも同じ話題に言及。笑いながら、フェルスタッペンの2015年F1デビューによって自分はF1復帰の夢を絶たれたと、次のようにオーストリア『Servus TV(セアヴスTV)』に語る。

「僕はF1ですばらしいキャリアを過ごした。しかし弱冠17才のF1進出を見てしまったら、もはや38才のおじさんに出番がないのは容易に想像できるね!」

これに対してレッドブルは、F1最年少デビューとなるフェルスタッペンの契約に至った決断を弁護するのに必死だ。ヘルムート・マルコ博士は、他チームが「若き才能を話題にするなか、われわれは、いち早くそれを実現させたまでだ」と語る。

「最初の一戦で(ダニール)クビアトを相手にフェルスタッペンは健闘するだろう。100ユーロ(約13,000円)賭けてもいい」と、マルコはドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語る。

フェルスタッペンのトロロッソ加入に伴って、ジャン-エリック・ベルニュは今季限りでシートを失う。だがチーム代表のフランツ・トストは、決してベルニュを悪いドライバーだと思っていない。

トストはブラジル『Totalrace(トータルレース)』に、次のように語る。「実のところ、かつてわれわれが抱えたドライバーのなかで、彼(ベルニュ)がもっとも優れている。セバスチャン・ブエミもがんばって善戦した。彼の才能はトヨタ(のルマン24時間レース挑戦)で証明された」

「彼(ベルニュ)には、どこかで成長するチャンスを得てほしい。彼にはF1にとどまる資格があると思う」

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