ジェンソン・バトン(マクラーレン)が初めて、2014年でF1引退に追い込まれる可能性を認めた。
マクラーレンとホンダは来季、ワークス待遇の提携をスタートさせるが、この機会に真のエースと契約したいのが彼らの本音だ。
現状に不満を持つルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、さらには、同じくフェラーリに不満を溜めているフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が標的だ。
イギリス『Telegraph(テレグラフ)』紙は、マクラーレンとホンダ、それにアロンソのスポンサーであるスペイン・サンタンデール銀行が、実に3,200万ドル(約33億円)の契約金を捻出すると伝えている。
バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、マクラーレンでレースディレクターの肩書を持つエリック・ブーリエと深いつながりを持つロマン・グロージャン(ロータス)も検討されている。以上のように状況は不透明で、F1シーズン15年目のベテラン、バトンは、手も足も出ない状態だ。
「交渉ごとは、今まで何も」とイギリス『BBC』に話す2009年のF1世界チャンピオン。現在の年齢は34才だ。
「もし今季限りで引退を強いられるなら、それはしょうがない。でも、僕はまだまだ貢献できると感じている。モータースポーツなしの人生、特にF1を取り上げられるなんて想像できないよ」と話すバトンだった。