スバル、総合性能がさらに高められた新型「WRX STI」を発売

スバルは、WRXシリーズの最高峰モデルとなる新型「WRX STI」を25日（月）に発売した。価格はベースモデルの「STI 」が379万800円、「STIタイプS」が411万4,800円となる。

新型「WRX STI」では、水平対向ターボエンジンのハイパワーを余すことなく使い切るために、ボディーとサスペンション各部の剛性アップが図られた。また、サスペンションジオメトリーの最適化やステアリングシステムの剛性を高めることで、より正確な操舵性を実現するとともに、コーナリングの限界性能も高められている。

エンジンはスバルのハイパフォーマンス車の象徴とも言える2.0L水平対向ターボエンジンを搭載。緻密なエンジンチューニングにより、最高出力は227kW（308PS）／6400rpm、最大トルクは422Nm（43.0kgm）／4400rpmを実現。この圧倒的なパフォーマンスを生み出すエンジンと組み合わされるのは、強化6速マニュアルトランスミッションだ。従来型6MTに比べ、節度感、吸い込み感が向上され、よりスポーティーなシフトフィールが実現されている。

シャシー性能については、剛性をさらに向上させた専用サスペンションの開発などにより、ステアリングレスポンス、リヤグリップ、フラットライドの3点の性能向上を徹底的に追求。過酷な路面条件で知られるドイツのニュルブルクリンクをはじめ、世界各国のさまざまな走行条件下で走行性能が鍛え上げられており、ドライバーの操作への俊敏なレスポンスと、より正確で安定したコーナリングを実現。操縦安定性と乗り心地の両面で向上が図られている。

＜新型「WRX STI」のグレードと価格＞
WRX STI／379万800円
WRX STIタイプS／411万4,800円