ホッケンハイムで行われた F1第10戦ドイツGP(7/8-10)の予選Q1においてルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の前輪ブレーキが破損した問題で、イタリアの制動機メーカー、ブレンボとメルセデスAMGが共同で徹底的な分析と実験を行った結果、ついに原因が判明した。
24日(日)に両社が出した声明によると、当初疑われていたブレーキディスクの材質は問題なかった。
その代わり、ディスク素材の構造と車体側のブレーキ取付台が何らかの相互作用を引き起こして破損につながったという。
二度と同じトラブルが起こらないよう、すでにブレーキのジオメトリ(形状)と取付台の両方に対策が施されている。
根本原因が分かったことで、今後メルセデスAMGは引き続き実戦でブレンボのブレーキディスクを使用する見通しだ。