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ビルヌーブ、17歳のF1デビューは「F1にとって史上最悪の事態」

2014年08月24日(日)12:07 pm

現在16歳のマックス・フェルスタッペンが2015年にF1デビューすることについて、1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは「F1にとって史上最悪の事態」だと批判している。

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フェルスタッペンは昨年までカートでレースをし、今年初めてフォーミュラカーにステップアップ。レッドブルはその才能を見込んで育成ドライバーにし、来年からトロロッソの正ドライバーに起用することにした。

しかしビルヌーブは、フェルスタッペンが「義務を果たして」おらず、その起用はモータースポーツの頂点であるべきF1のシートを「無意味」なものにしてしまうと話す。『Mirror(ミラー)』が伝えた。

「彼(フェルスタッペン)を破滅に追いやるか、あるいはすぐに成功できた場合はF1が無意味になってしまうかだ」

「F1はどうなる? 何の価値もなくなってしまうよ」

ビルヌーブはF1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)も批判している。F1の出走資格であるスーパーライセンスを簡単に出し過ぎているというのだ。

「何か欠陥がある。それだけのことを何もしていないのにプレゼントをもらえるようなものだ」

「その逆であるべき。シーザーやナポレオンは最初から優秀だった。だが、皇帝になるまでには時間がかかるものだ」

逆の意見もある。F1で3回チャンピオンを獲得したニキ・ラウダは、F1は変わりつつあり、今の「コンピュータ世代」は、若いうちからF1という大舞台で活躍する準備ができていると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語っている。

「クビアト(トロロッソ)がすでに示している。世代交代が近づいているんだよ」

「F1にとっても良いことだ。若い世代がテレビで見始めるからね」

また、クビアトやフェルスタッペン、ダニエル・リカルド(レッドブル)らが「その全員を合計したより90%も多く」稼いでいるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)などの世代にプレッシャーをかけている、とラウダは話している。

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