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フェルスタッペン、今シーズン中にF1金曜フリー走行出走の可能性も

2014年08月19日(火)18:10 pm

トロロッソが早々と来季のドライバーラインアップを発表し、マックス・フェルスタッペンが来年ダニール・クビアトのチームメートとしてF1史上最年少でデビューを飾ることが明らかとなった。

マックスの父であるヨスは、ほんの10年ほど前に現在のトロロッソの前身であるミナルディで走ったのを最後にF1を引退している。奇(く)しくも、名前は変われど父親が最後に所属したファエンツァに本部を構えるチームで息子がF1デビューを飾ることになったわけだ。

フェルスタッペンの昇格に伴い、現在トロロッソでドライバーを務めているジャン-エリック・ベルニュはシートを失うことになる。チーム代表のフランツ・トストは2012年にトロロッソでデビューを飾り、今季3年目を迎えているベルニュに対し、その貢献に感謝するとともに、「F1でほかのチャンスをつかむにふさわしいところを示して欲しい」とのメッセージを送っている。

もう1人、今回のフェルスタッペンのニュースを悔しい気持ちで聞くことになったであろうドライバーが、こちらも有名なラリードライバーを父に持つカルロス・サインツJr.だろう。サインツJr.にも少し前までクビアトの新たなチームメート候補者の1人に数えられていた。

サインツJr.は、フェルスタッペンのニュースが流れた後、自身のツイッターに「多くの人たちから、これからどうするのかって聞かれるよ」とつぶやき、さらに次のように続けている。

「今年は最初から言っていたように、粘り強く懸命に取り組んで(ワールド・シリーズ・バイ・ルノーの)タイトルを狙うよ!」

今回のフェルスタッペンのニュースを最初に明らかにしたのはレッドブルのドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコだった。

マルコはオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に対し、フェルスタッペンはトロロッソに帯同して今週末F1ベルギーGP(24日決勝)が開催されるスパ・フランコルシャンを訪れるものの、今回は見学するだけだと語った。

「F3のシーズンが終了した後で彼のプログラムを増強していくことになる」

マルコは、「彼がスーパーライセンスを取得できるよう300キロメートルに及ぶテストを行うことになる」と付け加えた。

そして、スーパーライセンスが取得できたあかつきには、フェルスタッペンは今シーズン終盤にもアメリカかブラジル、あるいは最終戦のアブダビで金曜日のフリー走行を担当するのではないかともうわさされている。

マルコはフェルスタッペンを来季トロロッソからデビューさせることについて、次のように続けた。

「我々ばかりでなく、トップチームならどこでも、彼がものすごい才能を持っていることを理解するのは難しいことではなかったよ」

「マックスはすぐにF1で活躍できるタイプのドライバーだよ。カートからF3への移行をあれほどうまくやれたドライバーはそれほどいないからね」

そう語ったマルコは、次のように付け加えた。

「彼にはもはやほかのジュニアクラスで経験を積む必要などないよ」

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