米国ウィスコンシン州のミルウォーキー・マイル・スピードウエイで、インディカー・シリーズの今季第16戦が現地時間8月17日(日本時間8月18日早朝)に行われ、ポイントランキングトップのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が今季3勝目を飾った。日本人ドライバーの佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は15位だった。
250周で争われたレースは、フルコースコーションが発生したのは中盤の一度だけという大きな波乱のない展開となった。ポールポジションからスタートしたパワーは、229周のリードラップをとり終始レースを支配。今季3勝目を挙げるとともに、ポイントランキング2位のチームメート、エリオ・カストロネベスとの差を39ポイント差にひろげている。
かつてBARホンダやスーパーアグリでF1でも活躍した琢磨は10番手から決勝レースをスタート。だが、序盤に大きく順位を落とすと、その後これをばん回することができず、2周遅れの15位でのフィニッシュとなった。レース後、琢磨は次のようにコメントした。
佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)
「非常に残念なレースでした。スタートでリアのグリップを失ってしまい、挙動を乱してしまいました。そこで順位を落としてしまい、序盤は路面が非常に滑りやすかったため、それをばん回することは難しかったです。中間スティントの後ではクルマもうまく機能し始め、ペースも上がってきました。ですが、その時点では周回遅れとなっていたため、何台か追い抜いたものの順位アップにはつながりませんでした。厳しいレースでした」
インディカー第16戦「ウィスコンシン250」のトップ3ドライバーは以下の通り。
1. ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)
2. ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)
3. トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)
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15. 佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)
インディカー・シリーズも今季は残すところあと2戦。次戦第17戦「グランプリ・オブ・ソノマ」はカリフォルニア州のソノマ・レースウエイで、現地時間8月24日(日本時間8月25日早朝)に行われる。