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小林可夢偉「ケータハムの改革は必要だった」

2014年08月13日(水)17:01 pm

小林可夢偉が、所属するケータハムが行っている全面的な組織体制見直しを支持する発言を行った。

チームの所有権が設立者であったトニー・フェルナンデスからスイスの中東系投資家集団の手に移った7月以降、マレーシア国籍のチームは新たにコリン・コレスをアドバイザーに迎え、元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースを新チーム代表に立てて大きな組織改革を行ってきている。そして、すでにほぼ40名ものスタッフが解雇されたと言われている。

こうした状況の中、現在のドライバーラインアップについても安泰というわけではない。スウェーデン出身のルーキードライバーであるマーカス・エリクソンには潤沢な資金を持つスポンサーがついているものの、可夢偉は実質的に資金の持ち込みはできない状態であり、今後のシートも確約されているわけではない。

しかも、かつてミナルディやスパイカーなどでドライバーを務めていたオランダ出身のアルバースは最近、レッドブルの育成プログラムメンバーである若手ドライバーのカルロス・サインツJr.と話し合いを持ったことを認めている。

エリクソンと可夢偉の件を尋ねられたアルバースは、「私は結果を求めたいんだ。それがどのF1チームにおいても非常に重要なことだからね」と答えている。

アルバースはさらに、今の2人のドライバーは「いい仕事」をしていると考えてはいるものの、今後に向けて変更がないとは言えないと次のように続けた。

「我々にはパフォーマンス向上が必要であることは分かっているが、当然ながらケータハムのようなチームでは同時にもっと予算も必要なんだ」

ケータハムが今後成績を伸ばしていくために必要なドライバーは可夢偉のほうだろう。だが、その可夢偉は現在ケータハムが行っているチーム改革を支持し、次のように発言している。

「僕たちにはそれが必要だったと思っています。そうでなければ僕たちは今シーズンを終えることもできなかったかもしれません」

「これは適切な措置でした」

そう語った可夢偉は、次のように続けた。

「報道されているように、すぐにかなり大勢のスタッフがチームを離れたと思います。でも、僕たちは士気を保ち続けなくてはならないと思います。もし生き残っていきたければ、何かを変える必要がありますからね」

「もちろん、それは僕にとっても同じことが言えます。常に100パーセントのレースをする必要がありますし、それによって士気も高められると思っています。今後どうなるか、様子を見ましょう」

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