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資本主義に感謝、エクレストン

2014年08月07日(木)6:47 am

ドイツの法廷に記録的な和解金1億ドル(約102億円)を払って贈賄罪を免れたF1 CEOバーニー・エクレストン。金で万事解決したとあって、「資本主義の世の中」さまさまだ。

数年前に元銀行家のゲルハルト・グリブコウスキー受刑囚を4,400万ドル(約44億9,000万円)で買収した疑いで起訴されたエクレストンだが、弁護団と検察側のあいだで取引が成立。5日(火)、ミュンヘンの判事もこれを承認した。

エクレストンのような大物ともなれば巨万の富を頼りに刑務所入りを回避し、F1で権力の座にとどまることも可能とあって、論議を呼んだのは当然だ。

しかし、彼に謝罪のことばはない。

「もちろん、あんな大金を払うはめになったのは少しばかり残念だ」と、6日付けのドイツ大衆紙『Bild(ビルト)』で語ったエクレストン。「だが金がないよりはましだ」

「ほんとうに資本主義万歳さ」

そんなエクレストンにまったく驚かない者もいる。ミハエル・シューマッハの元マネージャー、ウィリ・ウェバーだ。彼自身、シューマッハから契約金の20%を手数料として受け取り、一財産を築いている。

「きっと金が解決すると、数カ月前に私はいったはずだ」と、6日の『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』誌上で語るウェバー。

「それがF1だよ。ろくに後先を考えもせず金でグリブコウスキーを丸め込んだのと同じさ」

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