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依然として尾を引くF1ボスの汚職問題

2014年08月07日(木)20:52 pm

5日(火)に、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが1億ドル(約102億円)もの和解金を支払うことで、贈賄容疑裁判に終止符を打ち、実質的な無罪放免を勝ち取ったことが世界中に報じられた。

今回の和解金支払いにより「自由人」となったエクレストンだが、これで元銀行家のゲルハルト・グリブコウスキーにかかわる汚職事件がすべて片付いたわけではない。

『APA通信』は、エクレストンはミュンヘン州立銀行であるバイエルンLBに対しても2,500万ユーロの補償金の支払いを申し出ているが、これに関しては銀行側がこの申し出に対して8日(金)までに同意することが必要だと報じている。

『APA通信』によれば、バイエルンLB側は6日(水)の時点ではまだコメントを行っていないものの、以前は代理人を通じて数億ユーロ(数百億円)に及ぶ補償金を要求したいとしていたという。

さらに、『DPA通信』が報じたところによれば、エクレストンが支払う1億ドルの和解金には、エクレストンのかつての右腕であり、F1の取締役でもあった弁護士スティーブン・ムレンズに対して現在進められている刑事訴訟分は含まれていないという。

検察当局は、2011年にF1界を去ったムレンズが、エクレストンが元銀行家であり、すでに収賄罪により投獄されているゲルハルト・グリブコウスキーに対して、今回の容疑の元となった巨額の賄賂(わいろ)を支払う手助けをしたと主張している。

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