複数の信頼できるメディアが、フェルナンド・アロンソがフェラーリに対して1年につき3,500万ユーロ(約48億円)の新契約を結ぶことを要求していると報じている。
かつて2度F1チャンピオンに輝いたアロンソだが、2010年にフェラーリへ移籍以来、3度目のタイトル獲得がならないまま今年で5年目を迎えている。それに業を煮やしたアロンソはフェラーリに見切りをつけ、ほかのチームへの移籍を考えているようだとのうわさもささやかれ続けている。
そんな中、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』が、アロンソが2017年以降の契約交渉において、フェラーリに対して強硬な姿勢を示していると報じた。
アロンソとフェラーリの現在の契約は2016年までとなっている。そして『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』も、フェラーリではさらにアロンソと2019年まで3年間の契約延長を望んでいると報じている。今年7月末に33歳になったばかりのアロンソは、2019年には38歳を迎えることになる。
そして『Autosprint(オートスプリント)』では、現在のF1において最高のドライバーだと評されているアロンソが、フェラーリに年間3,500万ユーロ(約48億円)という途方もない金額を要求していることは「単なるうわさではない」としている。
伝えられるところによれば、その金額は現在フェラーリから受け取っている年俸のほぼ2倍に相当し、かつてフェラーリで黄金時代を築いたミハエル・シューマッハの稼ぎさえしのぐものだという。
ドイツの主要紙である『Bild(ビルト)』も同じニュースを報じ、アロンソが提示している新たな条件は「F1史上最も巨額の契約となるだろう」としている。