F1人気低下に伴い、今後の対策を協議する緊急会議の開催が取り止めとなった。
予定では、バーニー・エクレストン、フェラーリからマルコ・マティアッチ、レッドブルのクリスチャン・ホーナー、フォース・インディアのボブ・ファーンリー、メルセデスAMGのトト・ヴォルフという顔ぶれで7月31日(木)にロンドンで開かれるはずだった。
ドイツ『Auto Bild(アウト・ビルド)』誌によると、ヴォルフから体調がすぐれないと連絡が入り、急きょ中止されたという。
ビアンカ・ガートフとラルフ・バッハ両記者は、先週末のF1第11戦ハンガリーGP開幕直前、サイクリング中に転倒、数カ所を骨折したヴォルフは再診の必要があると伝えている。
「今季F1を圧倒的にリードするチームの代表が不在では、集まってもあまり意味はない」とのことだ。
ただ、この他に問題となりかねない火種が存在する。新たに結成された「F1人気回復作業グループ」で、エクレストンは、何かと問題の友人フラビオ・ブリアトーレをリーダーに据えたがっていたのだ。F1関係者の中には、これをあまり快く思わない者もいる。
メルセデスAMGの会長ニキ・ラウダは31日のイギリス『Daily Mail(デイリー・メール)』紙で、「なぜフラビオが必要なのだ?」と疑問を呈している。
「バーニー率いるF1なのだから、彼が指揮をとり続けるべきだ。われわれはバーニーとともに知恵を絞らなければならない。彼が先頭に立ってこそわれわれも前進できる」
『Auto Bild(アウト・ビルド)』誌は、会議は2日(土)に再招集されると報じている。