「ルイスに不運」／メルセデスAMG、F1ハンガリーGP2日目
F1ハンガリーGP2日目を終え、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが次のようにコメントした。
■【結果】F1ハンガリーGP予選 Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
■ニコ・ロズベルグ「相棒のトラブルでポールの嬉しさ半減」
フリー3／2番手
予選／ポールポジション
「今日の予選は厳しかった。特にQ3の冒頭で雨が降ったのにはしびれた。路面状況の変化につれて最良のブレーキングポイントを判断するのは難しい。特に第1コーナーで何度か突っ込みすぎた。でもラッキーだったよ。最後のラップを決めてポールポジションから決勝をスタートできるのはうれしい。その反面、ルイスの不運は彼とチームにとって残念だ。ドライバーの力ではどうしようもない技術的なトラブルがどんなに辛いか、僕には分かる。信頼性の問題は解決すべきだが、チームはきっと今夜中に彼のマシンを直してくれるだろう。ドイツGPでも、チーム総動員でマシンを組み立て直したんだからね。ルイスとの真っ向勝負でポールを取ったわけじゃないから、嬉しさ半分というところかな。僕らお互い、それを目指しているんだ。明日は長いレースになる。ルイスは必ずまたいい結果を出すと信じている」
■ルイス・ハミルトン「不運のひとことでは済まない」
フリー3／1番手
予選／21番手
「今日はほんとうに信じられない。僕にはどうしようもなかったよ。最終コーナーのふたつ前を立ち上がった時点でマシンのトラブルを感じ取ったんだ。するとエンジンが突然、息の根を止めた。ピットに戻れるかと思ったけど、バックミラーを見たらクルマの後端全体が燃えているじゃないか。もうここまでと思ったね。今夜はダメージの程度を把握して、ギアボックスあるいはエンジンを交換する必要があるかどうか判断しなきゃならない。もうここまできたら、不運では済まされない。僕を含め、チームとしてもっとがんばらないと。明日に向けて何か前向きの案を考えるのが今夜の僕の仕事だ。それをもって明日のレースに臨むよ。このコースはもっとも追い越しが難しい。とても忙しい午後になりそうだよ。これはきっと僕らに与えられた試練なんだ。これをいかに乗り越えるかがもっとも重要だ」
