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ラウダ、ベッテル=メルセデスAMGのうわさを笑う

2014年07月26日(土)21:15 pm

夏の太陽が照りつけるハンガロリンク。パドックでは、ドライバーの動向がうわさとなって回り始めている。

中でもいちばんの話題はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だ。2016年にメルセデスAMG入りするというものである。

その年にチームメートとなりそうなニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)はイギリス『Sky(スカイ)』に、再来年の移籍話はいわゆる「シリー・シーズン」にも当たらず、「それ以上にバカバカしい」と語っている。

これを契約延長のエサと取る者もいる。

ベッテルはあと一年レッドブルとの契約が残っている。4年連続のF1世界王者としては、うわさのひとつやふたつも立てて金額アップを狙っているというのだ。

「セバスチャン・ベッテルは優秀なポーカー選手のように契約話でうまく立ちまわっているのではないかと思う。数週間前にエイドリアン・ニューイがやったようにね」と、ハンガリーでドイツ『Sky(スカイ)』に話すのはアレクサンダー・ブルツだ。

そこで登場するのがニキ・ラウダだ。何ごともはっきりと口にするラウダは、こうした憶測をバッサリと切り捨てる。

「われわれは契約や協力の名目でベッテルと話をしたことなんかない」と、メルセデスAMG会長の彼はドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に話す。

「それはなぜ?われわれには二人のドライバーがいるからだ」

「ニコとは契約を延長したばかりだし、ルイス(ハミルトン)とは現在、話し合っている。ニコと同様、彼の契約も延長したくてね」

「新しいドライバーを探す意味は何もない」と、ラウダ。たとえフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がドライバー市場に打って出たとしても同じだという。

アロンソを巡っては驚くべきうわさも耳にした。彼が最近、英グローブにあるウィリアムズの本社工場を訪れたというのだ。

確かにアロンソはウィリアムズの門を叩いた。ただしその人物は、58才でマドリー生まれの仏エアバス社重役、フェルナンド・アロンソ氏だ。出迎えたのは、熱心な航空ファンで知られるフランク・ウィリアムズ卿である。

ラウダは32才のフェラーリドライバー、アロンソに残留を勧める。

「もし一定の成績以下で好きなところへ行ける特別条項が彼の契約に書かれてあるとしても、いったいどこへ行く?」と、ラウダはいう。

「メルセデスAMGは無理だ。だったらマクラーレンへ戻るか?どんなエンジンが積まれるか事前に知りもしないで?それはリスクが大きいだろう」

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