F1が夏休みに入る8月に、エンジンメーカーのルノーもスタッフに休みを与えるという。
F1ハンガリーGP(27日決勝)を終えると、F1は夏休みに入る。これから3週間、F1チームはファクトリーを閉鎖しなければならず、Eメールでさえ禁止されている。コスト削減策の一環だ。
エンジンメーカーは違う。このため、ルノーと、フェラーリ、メルセデスのエンジン部門は、F1の夏休み期間中も仕事を続けることができる。
しかしルノーのレミ・タフィンは、ハンガリーGPで次のように語った。
「正直に言うと、ヴィリー(ルノーの本拠地)でもそれほど活動はないだろう。スタッフに休暇を与えたい」
「この期間は、100%で仕事はしない。誰でも、ある時点で休みが必要だからだ」
■ペナルティーが迫るルノーユーザー
ルノーはV6ターボエンジンをなかなか進歩させられずにいるが、さらに問題となっているのが信頼性だ。規定では、パワーユニットの各パーツにつき1シーズン5基までとなっており、6基目を使用すると10グリッド降格のペナルティーを科される。
ルノーエンジンを使うドライバーには、シーズン前半ですでに5基に達している者が複数いる。
「6基目のパーツを使わざるを得なくなるカスタマーが出るだろうという事実は隠さない」とレミ・タフィン。
「もちろん計画とは違う。だが、非常に難しくなることは3、4戦目で分かった」
「この点について、ケータハムはかなり良い状態だ。範囲内で収められるだろう。だが、残りのチームについてはもっと複雑だ」