メキシコGPの2015年F1カレンダー入りに続いて、新たに二箇所のサーキットが翌年のF1に仲間入りしそうだ。
24日(木)のハンガリーGPパドックでは2015年メキシコGP開催に疑問符をつけるものもいたが、開催情報はF1 CEOバーニー・エクレストンがもたらしたものだけに信ぴょう性は高そうだ。
メキシコGPの主催者はサーキットの改修に少なくとも5,000万ドル(約50億9,600万円)をかける必要があるという。改修には野球場をコースの一部に作り変える工事も含まれる。
母国GPの事情に詳しそうなセルジオ・ペレス(フォース・インディア)にも不明の点がある。彼が24日(木)に語ったところによると、エルマノス・ロドリゲス・サーキットの名物となっている最終コーナー、ペラルターダが残るかどうか知らないというのだ。
しかし、レースが2015年に行われるのは「100%まちがいない」とペレスはいう。
「それについては疑いようがない。去年はサーキットの整備が重荷で辛い状況だった。だが今は何の疑問点も見いだせない。メキシコに行くつもりになっていいと思うよ」
新しくF1カレンダーを賑わすのは、メキシコだけではない。
「バクーが2016年に加わる」と、米『Forbes(フォーブス)』誌でF1経済記者のクリスチャン・シルトに語るのはエクレストンだ。
エクレストンのいうバクーとは、アゼルバイジャンの首都。ヨーロッパとアジアをつなぐ交通の要衝だ。当初の開催目標は2015年だった。
さらに、浮かんでは消えの繰り返しだった、ニューヨークの摩天楼を遠くに望むニュージャージー州の市街地レースも、ようやく2016年に実現するとエクレストンは考えている。
「先日だれかが私にいったよ。ニュージャージーはようやく足並みが揃って資金的に準備が整い、すべて順調に推移しているってね」と、エクレストン。
「それが本当かどうかは知らない。もっとも早いタイミングでカレンダーに載るのは2016年だ」