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リカルド「フェラーリに乗るのが夢だなんて月並みすぎる」

2014年07月24日(木)11:32 am

今季目覚ましい活躍を見せているレッドブルのダニエル・リカルドが、伝統あるF1チームであるフェラーリにはそれほど魅力を感じていないと語った。

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生まれも育ちもオーストラリアの25歳となるリカルドだが、父親はイタリアのシチリア島出身だ。イタリア人の血を引くリカルドは、世界的エナジー飲料メーカーのレッドブルが運営するジュニア育成プログラムを経て、今シーズンからその最高峰に位置するF1チームであるレッドブル・レーシングに昇格を果たしている。

だが、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に、最終的にはフェラーリでドライブするのが夢だろうねと尋ねられたリカルドは、少々意外とも思える答えを口にした。

「正直に言って、それってちょっと月並みだと思うんだよね」

「中にはそういう夢を持っているドライバーがいるのは確かだけど、それは彼らの両親がフェラーリファンで、その偉大な歴史や文化的遺産を愛しているということに関係しているんだと思う」

そう語ったリカルドは、いつものように笑顔を浮かべながら次のように続けた。

「食べることに関しては、間違いなく僕はイタリア人としてのDNAを受け継いでいるね」

「イタリアンフードが大好きだし、一生懸命にトレーニングをして、きちんと食事をとることができるときはよくイタリアンを食べているよ」

リカルドはさらに、イタリアの『ADNkronos(クロノス通信)』に対しても、フェラーリへ行くことを夢見るよりもレッドブルでの最初の年を楽しむことに集中したいと次のように語った。

「こういう年が訪れることを願っていたんだ。もしすべてをうまくやることができさえすれば、セバスチャン(ベッテル/チームメート)とも互角に渡り合えるだろうと思っていたよ」

「すごくいい感じで1年をスタートできたと思っているし、目標は今の調子を維持し続けることだ」

今季大幅にF1のレギュレーションが変化したことに対する批判の声もあるが、リカルドは今シーズンのF1カーを楽しんでいると次のように続けた。

「全員を満足させることはできないよ。退屈だと考える人がいることも理解しておかなくてはならないね」

「でも、これはスポーツだし、本当にかっこよくて、ワクワクするものだと思っている。サーキットで情熱的なファンに出会うことが大好きなんだ」とリカルドは付け加えた。

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