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ドイツで再び年2回F1レース開催の可能性も

2014年07月24日(木)6:58 am

将来的に、1シーズン中にドイツで再び2つのF1グランプリが開催される可能性も出てきたようだ。

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かつて、1990年代から2000年代にかけて、ホッケンハイムがドイツGP、ニュルブルクリンクがヨーロッパGPという名称を用いて、1シーズン中に2度ドイツでF1が開催されていた時期があった。そして現在は、ニュルブルクリンクとホッケンハイムが隔年でドイツGPを交互開催する契約となっている。

だが最近、ニュルブルクリンクがF1最高責任者であるバーニー・エクレストンとの間に2015年以降毎年ドイツGPを開催するという新たな契約締結に近づいたというニュースが報じられ、これに伴ってホッケンハイムでは今後F1レースが行われることはなくなるかもしれないとうわさされていた。

これに対し、ホッケンハイム側は怒りに満ちた反応を示し、現在の2018年まで隔年開催契約は水も漏らさぬものであり、受け入れられないとしていた。

ニュルブルクリンクの新オーナーとなったカプリコーン・グループの責任者であるロベルティーノ・ヴィルトは、それに対し、現在のホッケンハイムとの交互開催という計画は尊重されるべきだろうとの見解を表明している。

ヴィルトは、『Auto Bild(アウト・ビルト)』に対して次のように述べた。

「バーニー・エクレストンと私は今後数か月のうちに契約締結を完了させたいと思っている。それはニュルブルクリンクで長期的にF1を開催するという内容となる」

「これは、ホッケンハイムリンクに関する既存の義務を考慮に入れてのものとなるだろう」とヴィルトは付け加えている。

現時点では、ヴィルトが2018年まではホッケンハイムとの交互開催を続け、その後単独で長期開催をする契約を結ぶことを意図したものか、あるいはかつてのようにヨーロッパGPとの名称で1年に2回ドイツでF1レースを開催することを目指すという意味なのかははっきりしていない。

だが、エクレストンが2019年以降の長期契約を結ぶとは考えにくく、上記のようにドイツ国内で2回F1レース開催という方向で調整が行われるのではないかとの見方が強いようだ。

23日(水)には、メキシコGPが2015年に復活するというニュースが報じられているが、エクレストンは少し前に来年も今年と同じ19レースとなると語っていた。新たなF1レース開催が増えれば、当然ながら既存のF1グランプリがカレンダーから落ちることも想定される。来年、そして数年後のF1レースがどのような構成となるのか、その動向にも目が離せなくなりそうだ。

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