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ジャック・ビルヌーブが辛口批評「今のF1はレゴみたいなもの」

2014年07月24日(木)16:55 pm

1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブが、現在のF1には「ヒーロー」がいなくなり、レースも組み立て玩具の「レゴ」遊びのようになっていると嘆いている。

だが、ビルヌーブに言わせれば、それはドライバーたちのせいではなく、現在のF1が彼らの「野性味」を表に出させないようにしているためだという。

「ルールがあまりに厳格過ぎるんだ」と『Schwetzinger Zeitung(シュヴァイツィンガー・ツァイトゥング)』に語ったビルヌーブは次のように続けた。

「僕はこれまでF1は最高のスポーツだと思っていたけれど、もはやそうではなくなっているよ」

「このスポーツはルールによってその純粋さが奪われてしまっているんだ。すべてが作り物になってしまった」

現在はテレビのF1解説者を務めることもある43歳のビルヌーブは、ドライバーたちにとって今は楽な時代になっていると主張。

「ドライバーたちは、もはや本当の努力をする必要もなくなっているんだ」

「たかだか20歳そこそこでF1にやってきて、そしてすでに一人前のような顔をしている。なんだか、彼らはレースをレゴで遊ぶのと同じように考えているような印象を受けるよ」

ビルヌーブはさらに、今季F1に導入された大幅なルール変更が、多くのテレビ視聴者や観客にF1に背を向けさせるきっかけとなったのだと次のように付け加えた。

「退屈だからファンが離れていくのさ。何かが足りないと感じてしまうんだ」

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