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悪運続くハミルトン「神にもすがりたい心境」

2014年07月23日(水)11:06 am

先週末のF1ドイツGP(第10戦)予選で大きなクラッシュを喫した後でフルレースを走りきったメルセデスAMGのルイス・ハミルトンだが、ハンガリーGP(27日決勝)を前に理学療法による治療を受ける計画をしている。

■【ドイツGP後】F1ポイントランキング(ドライバーズ/チーム)

ブレーキの故障でバリアに突入し、30Gとも言われる衝撃を受けたハミルトンは、痛みを取るために決勝前には鍼(はり)治療を受けていた。

「ひざは問題ないよ。でも背中と首にはかなり痛みがあったんだ」とハミルトン。

「背中の痛みがいつもよりもひどいから、理学療法による治療を受ける必要があるよ。でも、僕は大丈夫だし、今週もまた仕事はこなすよ」

そう語ったハミルトンだが、ここまでに襲われた悪運から癒やされるためのセラピーも必要としているかもしれない。

イギリスGP(第9戦)で優勝し、それまで29ポイントに開いていたチームメートのニコ・ロズベルグとのポイント差をわずか4ポイントにまで縮めて勢いを取り戻したかに見えたハミルトンだが、今回のブレーキ事故により再びポイント差をひろげられてしまっている。

ハミルトン自身も、「多分、何人かのインド人にあったり、お釈迦(しゃか)様の像をなでたりする必要があるかもしれないね。運を取り戻すために、いろんな宗教を調べて見なきゃ」とジョークを飛ばしている。

そんな中、メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、もしハミルトンがアブダビで行われる最終戦(11月23日決勝)で、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが導入した「最終戦ポイント2倍制」によってロズベルグにタイトルを奪われるようなことになった場合には、本当にセラピーを受けることが必要になるのではないかと考えているようだ。

「バーニーの読みが当たってきているようだね。最終戦は本当に決定的なものとなりそうだよ」

ホッケンハイムでそう語ったヴォルフは、さらに次のように続けた。

「私は、それ(最終戦ポイント2倍)は公平ではないと思っている。我々はそれを導入すべきではなかった」

「勝った方は、どういう勝ち方だろうが気にしないだろう。だが、この2倍ポイント制のおかげで敗者となった方には、精神分析医による治療が必要になるんじゃないかな」とヴォルフは笑いながら付け加えた。

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