NEXT...F1開催スケジュール

ドイツGP観客減少の理由は?

2014年07月22日(火)16:51 pm

F1ドイツGP決勝がホッケンハイムリンクで開催された7月20日(日)に、F1レースをホッケンハイムと交互に開催しているニュルブルクリンクでは「トラック・グランプリ」というイベントを開催していた。

■【ドイツGP後】F1ポイントランキング(ドライバーズ/チーム)

何台もの大型トラックが走る姿を観客席から興奮の面持ちで観戦していたその日のニュルブルクリンクの観客は、ホッケンハイムに集まったF1ファンのほぼ倍のおよそ10万人に達していたという。

空席が目立ったホッケンハイムでのドイツGPに関し、『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』から「ファンはどこへ行ってしまったのか?」と尋ねられたF1最高責任者のバーニー・エクレストンは、「間違いなくここではないね」と答えた。

最近行われたオーストリアGP(第8戦)やイギリスGP(第9戦)では多くの観客を動員できたにもかかわらず、ホッケンハイムの観客動員数がこれほど少なかったのは、F1に対する警鐘だととらえている者もいる。

ホッケンハイムリンクの責任者であるゲオルグ・セイラーは、今年のホッケンハイムでの観客が大きく減少した理由について、『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』に次のように語った。

「少なくとも5,000人の観客がオーストリアGPに奪われてしまった」

「それに、オリンピックや(サッカーの)ワールドカップが行われたばかりだった。ワールドカップが一番問題だったよ。新聞にはF1のことはほとんど取り上げられなかったからね」

エクレストンも次のように続けた。

「ドイツがワールドカップで勝ったが、スポーツが大好きな人々はみんなブラジル行きのチケットを買っていたよ」

「彼らは大きなスポーツイベントがたくさん行われたことで疲れ果てていただけさ」

セイラーもエクレストンも、F1のチケット価格が高すぎることもその原因になっているのではないかとの見方に対してはこれを否定し、F1チケットの価格はどこのレースでも同じようなものだと主張している。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック