ケータハムの小林可夢偉とマーカス・エリクソンが、ハンガロリンクで行われるF1第11戦ハンガリーGP(7月27日決勝)に向けて意気込みを語った。
■【ドイツGP後】F1ポイントランキング(ドライバーズ/チーム)
■小林可夢偉「タイヤの使い方が普段以上に重要」
「8月の夏休みに入る前の最後のレースは、ハンガリーです。ここも、ファンとF1関係者みんなから本当に人気のあるレースですね」
「ハンガリーGPで一番の思い出は、このコースで初めてF1レースをした2010年です。何かでグリッド降格ペナルティーを受けて最終列の23番手スタートだったんですが、1周目に6、7台追い抜いてポイント圏内でフィニッシュしたんですよ! 僕たちは現実的だから、今年はおそらく無理だろうと分かってはいますが、同じくらい全力で戦う意気込みでいます。何か明るい材料を得られるといいですね」
「ハンガロリンクは、F1で一番難しいコースというわけではありませんが、うまくいく鍵は、いいリズムに乗ることです。特にセクター2ですね。コーナーを次々と流れるように抜けていく必要があります。たいてい温度が高いですし、タイヤはソフトとミディアムなので、タイヤの使い方が普段以上に重要になると思います」
■マーカス・エリクソン「トラブルのない週末にしたい」
「ドイツGPが終わってすぐにハンガリーだ。ここも、前にいるクルマと戦うチャンス。この数戦はトラブルがあって、スタートする前から不利なレースになってしまった。だから僕の目標は、トラブルのない週末にして、コース上でできるだけ長く過ごすこと。特に予選は、ホッケンハイムであんなことになってしまった(マシントラブルで走行できなかった)からね」
「ハンガリーではいつもすごく応援してもらえる。スウェーデンのファンが大勢来るレースなんだ。ドイツではたくさんのスウェーデン国旗を目にしたから、ハンガロリンクも楽しみだ。今度こそ、週末通してファンを喜ばせたい。特に日曜日にね。そのためにはパッケージ全体の信頼性が大事だ。そうすれば予選で戦うチャンスを得られるし、日曜もきちんとしたレースができる」