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佐藤琢磨、第2レースで今季最高位の5位入賞/インディカー第13・14戦(トロント)

2014年07月21日(月)12:40 pm

カナダ・オンタリオ州トロントの市街地サーキットで現地時間7月20日(日)にダブルヘッダーとしてインディカー・シリーズの第13戦および第14戦となる「インディ・トロント」が行われ、第1レースではかつてのチャンプカー・チャンピオンであり、トロロッソでF1ドライバーとしても活躍していたセバスチャン・ブルデ(KVSHレーシング)が2007年以来となる優勝。第2レースではマイク・コンウェイ(エド・カーペンター・レーシング)が今季2勝目をあげた。

現在唯一の日本人インディカー・ドライバーである佐藤琢磨は、第1レースでは開始早々の多重クラッシュに巻き込まれてリタイアに終わったものの、第2レースでは23台中22番手という苦しい位置からのスタートながら、クラッシュの多発する波乱のレースを乗り切り、今季最上位となる5位でフィニッシュしている。

本来は19日(土)に第13戦となる第1レースが予定されていたが、雨によりコース上にかなりの水たまりができたことで危険と判断され、翌20日(日)に所定の周回数・レース時間を減らして2レースが行われることになった。第1レースでは12番手からスタートだった琢磨だが、1周目の多重クラッシュに巻き込まれてしまう。その後クルマを修復していったんコースに戻ったものの、周回を続けることができず6レース連続でのリタイアに終わった。

第2レースは途中から雨が落ち始め、クラッシュが多発する荒れた展開となる。琢磨は22番手からのスタートながらチャンスを生かし徐々に順位を上げる。琢磨が12番手まで順位を上げていた終盤、レースの残り時間が6分半ほどとなったところでまた複数のクルマがからむ多重事故が発生、レースはここで赤旗中断となる。このクラッシュをうまく切り抜けた琢磨は、7番手でリスタートを迎えるとその後2つ順位を上げてホンダエンジン勢最上位の5位でフィニッシュを果たした。

インディカー・シリーズ第13戦および第14戦「インディ・トロント」のトップ3ドライバーおよび琢磨の順位はそれぞれ以下の通り。

■第1レース(第13戦)
1. セバスチャン・ブルデ(KVSHレーシング)
2. エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)
3. トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)
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23. 佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)[リタイア]

■第2レース(第14戦)
1. マイク・コンウェイ(エド・カーペンター・レーシング)
2. トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)
3. ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)
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5. 佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)

次戦はオハイオ州レキシントンのミッドオハイオ・スポーツカーコースで、第15戦が現地時間8月3日(日本時間8月4日早朝)に行われる。

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