フェラーリのフェルナンド・アロンソは、チームが示した2015年の計画にあまり感心しなかったようだ。
ホッケンハイムで行われているF1ドイツGP(20日決勝)を前に、先週フェラーリは2015年に向けた大幅な改良計画をアロンソに示していたことが明らかになった。
「私が彼にしたプレゼンテーションが好印象を与えていることを願っている。だが、それは彼に聞いたほうがいい」とフェラーリのシャシーテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンはホッケンハイムで話している。
これについて聞かれたアロンソの答えは、フェラーリの喜ぶものではなかった。ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えている。
「F1を14年やっている」とアロンソ。「たくさんの計画を聞いてきた」
「(計画では)7月と8月にはどのチームもすごく強い。11月にはさらに良くなって、1月には圧倒的な強さだ」
「でも、2月にならなければ、事実を検討することはできない」
スペインの『AS』紙は、アロンソがホッケンハイムでこう語ったと伝える。
「レースで優勝できるのは2、3チームだけだ。翌年どうなるか知るために水晶玉が必要だよ」
「メルセデスは、F1の新時代に、速くて圧倒的な存在になれることを見せている。一方僕たちは、新ルールに十分うまく対処できていない」
「でも、ほかの年のように、すべてがほぼ限界というわけじゃない。クルマは2014年から2015年の間に過去に見たこともないほど大きく進歩すると思う」
「それが僕たちにとって大きな希望だ。でも7月にはみんなが同じ希望を抱くものなんだ」