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マレーシア機墜落でF1ロシアGPに暗雲

2014年07月18日(金)21:22 pm

紛争に揺れるウクライナから伝わった悲惨なニュースに、F1第10戦ドイツGPが行われているホッケンハイムのパドックも外の世界と同様、衝撃に包まれている。

約300人を乗せてオランダのアムステルダムを飛び立ったマレーシア航空のボーイング777がクアラルンプールに向かう途中、ウクライナで墜落。旅客機は、新ロシア派の分離独立勢力が放ったミサイルに撃ち落とされたとみられている。

ザウバーの控えドライバーでオランダ人のギド・ヴァン・デル・ガルデは、自身のツイッターで次のようにつぶやいた。「このニュースには、ほんとうに堪えた」

「僕も、アムステルダムからクアラルンプールへはMH(マレーシア航空)のフライトをよく利用していたんだ。事故に関わった皆さんのことを案じている」

事態によっては10月に初開催されるF1第16戦ロシアGPに影響するとあって、主催者には一層の重圧がのしかかるだろう。ただでさえクリミア半島の危機的な情勢から、大会キャンセルを余儀なくされるのではといったうわさに防戦一方なのだ。

マレーシア航空MH17便には少なくとも17人のオーストラリア人が搭乗していたとされる。多数の国民が犠牲になったことから、連邦議会のビル・ショーテン野党党首は、「殺人だ」と怒りを露わにしている。

一方、トニー・アボット首相はロシアに対して「原因究明に全面的な協力」を要求。だがロシアのウラジミール・プーチン大統領は、責任はウクライナにありとの姿勢だ。

大統領は次のように発言している。「間違いなく、領内でこのような恐ろしい悲劇を引き起こした国の責任だ」

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