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ヒュンダイがロズベルグのヘルメット新意匠にクレームか

2014年07月18日(金)13:24 pm

ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が母国レースのF1第10戦ドイツGPに合わせて用意したヘルメットの新意匠に、ヒュンダイ(現代自動車)がクレームを付けていた。ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が報じたものだ。

ドイツのFIFAワールドカップ優勝を受け、祝福の意味で新しくヘルメットをデザインしたロズベルグ。ところが、さっそく変更を迫られたという。FIFA(国際サッカー連盟)がロズベルグ側に接触、新ヘルメットのアイデアは「承認なく知的所有物を二次使用するもの」と通告したらしい。

ロズベルグは自身のツイッターに、こう記している。「残念、でも法的なことには従うよ」

優勝トロフィーの代わりにひとつ星を入れたロズベルグだが、以上の騒ぎについてドイツGPの会場ホッケンハイムで報道陣に質問された彼は、驚いたと次のように話している。

「トロフィーは商標登録されているんだ。そのことを考慮に入れるべきだよね。とにかくビックリだ」と、ロズベルグ。

「だからトロフィーはやめて、大きな星にした。これは誰にも触らせないよ。だって、この星は僕らドイツ人のものだからさ!」

17日(木)に伝わった一連のできごとはFIFA広報も認めているが、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、騒動の背景に他方面からのクレームもあったことを伝えている。それがヒュンダイだ。

ロズベルグはメルセデスAMGのドライバーだ。しかし、ワールドカップとのタイアップが約束される自動車メーカーは一社のみで、それが同大会の公式スポンサーであるヒュンダイなのだ。

もっとも、メルセデスAMGとてドイツのワールドカップ優勝を祝うチャンスを逃すはずはない。木曜日、チームのモーターホームには巨大な"Das Beste(ザ・ベスト)"の文字が踊っていた。ドイツ代表チームの「タイトル獲得」を祝福しているのだ。

もちろんワールドカップにはひとことも触れず、権利で守られた商標も使っていない。

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