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ライコネン、出場停止にすべきという批判に反論

2014年07月18日(金)20:27 pm

F1第9戦イギリスGPで大クラッシュをしたキミ・ライコネン(フェラーリ)について、出場停止などの重い処分を下すべきだったという意見もあるが、ライコネンはこれに反論している。

ライコネンはイギリスGPで1周目にコースアウト。コースに戻る際に芝生とアスファルトの段差でマシンが跳ねてコントロールを失い、激しくクラッシュした。その後ライコネンのマシンはフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)に接触し、吹き飛んだタイヤはマックス・チルトン(マルシャ)のすぐ近くに当たっていた。

レース後、3度のF1チャンピオンでメルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、「なぜあんなふうに全開で戻ってきてクラッシュしたりする?」とライコネンを非難していた。

■ジョー・ラミレスの批判

マクラーレンでチームマネジャーを務めていたこともあるジョー・ラミレスは、『motorline.cc』のインタビューで、ライコネンのドライビングは「ばかげて」いたと激しく批判した。

「自分も深刻なケガをしていたかもしれない。あるいは、マッサにケガをさせていた可能性だってある。それなのに何の罰も受けずに済んでいる」

「スチュワードはデレック・ワーウィックだと思ったので、手紙を書いたんだ。だが、ナイジェル・マンセルだった。それでもワーウィックは返事に“その通りだ! ライコネンは罰されるべきだった!”と書いていた」

「もしあれがマルドナードかグロージャンだったら、きっとドイツGP(20日決勝)には出られなかっただろう」とラミレスは語っている。

■ライコネンの反論

この事故で47Gにもおよぶ衝撃を受けたライコネンは、くるぶしと膝、肋骨に痛みを訴えていたが、ドイツGPには元気に姿を見せている。

ライコネンは、フィンランドのテレビ局『MTV3』に対し、「ドライバーがコースアウトするたびに」罰する必要はないと反論している。

「もちろん、誰だって自分の考えを持っていい」とライコネン。

「でも、罰するべきだと真っ先に言うのは、たいてい自分は一度も走ったことのない人たちだ」

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