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全チームFRICなし、F1ドイツGP車検で確認

2014年07月18日(金)19:45 pm

F1ドイツGP(20日決勝)では、全チームがFRIC(フロント・アンド・リア・インターコネクテッド)方式のサスペンションを使用せずに走行する。

FRICは前後左右、四辺を油圧装置でつないだサスペンションで、F1ではすでに数年間使われてきた。ところが先週、FIA(国際自動車連盟)が突然禁止を各チームに通達し、F1界全体に衝撃を与えた。

ドイツGPを前に行われた車検を終え、FIAのジョー・バウアーは、「どういう形であれ(FRIC)システムを搭載しているマシンは1台もない」と明らかにした。

■FRIC撤去による影響は?

注目は、FRICの禁止がどういう影響をもたらすか、だ。

現チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は次のように話す。

「メルセデスAMGとほかのチームとが近づくといいね。でも、何とも言えない」

「今週末と来週のハンガリー(27日決勝)も見てみる必要があると思う。この2戦を終えれば、また別の評価ができるんじゃないかな」

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、FRICで勢力図に大きな影響はないと見ている。『Autosprint(オートスプリント)』が伝えた。

「ほとんどないか、まったくないんじゃないかと思う」

「ソフトタイヤからミディアムタイヤに換えるようなものだ。遅くなるけれど、ドライバーにとっては大した違いじゃない。僕たちはコンマ2、3秒遅くなると思う」

■レッドブルの希望は新燃料

レッドブルのダニエル・リカルドは、メルセデスAMGに追いつくためには「1秒以上必要」と話している。

しかし、今週末レッドブルには別の希望がある。トタルの供給する新燃料だ。

新燃料によって、1.5%、約12馬力分のアップになるとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は伝えている。

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