来週末、母国レースとなるF1ドイツGP(20日決勝)を迎えるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だが、目標は表彰台に上ることだと語った。
■【写真】セバスチャン・ベッテル(レッドブル)/F1イギリスGP
昨年まで4年連続でF1チャンピオンに輝くという偉業を達成したベッテルだが、今季の前半戦は苦戦を強いられ、先週末のイギリスGP(第9戦)においても、またしても今季からチームメートとなったダニエル・リカルドにも敗れてしまった。
電気シェーバーで有名なスポンサー「ブラウン」のイベントに参加していたベッテルは、シルバーストンにおける失敗にどのように向き合ったかと尋ねられた際、「今朝ひげをそってリフレッシュしたよ」とジョークで答えると、次のように続けた。
「月曜日には少しへこんでいたけど、火曜日にはちょっと元気になったよ」
そのベッテルは、母国レースが開催されるホッケンハイムでも優勝を狙うことは難しいだろうと、次にように続けた。
「メルセデスAMGがものすごく力強い位置にいるからね。でも、表彰台を狙っていくよ」
昨年まで連戦連勝を続けてきたベッテルにとって現在の状況を受け入れることは難しいのではないか、と尋ねられたべテルは、「やる気を失う理由なんて何もないよ」と答え、次のように続けた。
「常に最高であることなどできないものさ。でもベストを尽くすことはできる。ほかのドライバーたちが僕たちよりいい仕事をしたということだけだよ」
ベッテルはさらに、レッドブルではトップに返り咲くために懸命に頑張り続けている、と次のように付け加えた。
「小さな一歩をたくさん積み重ねていくことになると思う。大きな一歩ではなくてね。それはもちろん大変な作業だけど、うまくやれたときには気分もよくなるものさ」