メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、来週末に開催されるF1ドイツGP(20日決勝)はチームメートのニコ・ロズベルグにとって「本当のホームレースではない」と発言したことが報じられていたが、これに対してロズベルグが反論を行った。
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イギリス人ドライバーのハミルトンにとってのホームレースであったシルバーストンでのイギリスGP(第9戦)を終え、次のF1レースはホッケンハイムで開催されるドイツGPだ。イギリスGPでは地元のファンから圧倒的な声援を受けたハミルトンだが、ホッケンハイムでは同じように大きな声援が、ドイツ生まれのロズベルグに送られることになるだろう。
これに関し、ハミルトンは、ロズベルグはフィンランド人の父親を持ち、実際にはモナコで育ち、現在もモナコに住んでいる。だから、ドイツはロズベルグにとって「本当の母国レースではない」とコメントしていた。
これに関し、ドイツの主要日刊紙である『Bild(ビルト)』は、「ハミルトンはばかげた、無用の攻撃を行った」と反応。
同じくドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』も、ロズベルグが顔にドイツ国旗の絵柄をペイントした大きなカラー写真を掲載し、ロズベルグがドイツ人ドライバーであることをアピールしている。
一方、ロズベルグ自身は、日本時間9日早朝に行われたサッカーのワールドカップ準決勝でドイツがブラジルに7対1で勝利を飾ったことを祝い、ドイツの旗や関連グッズで埋め尽くされた部屋で撮影された自分自身の画像をフェイスブックに投稿している。
そのロズベルグは、8日(火)にシルバーストンで行われたF1公式テストに参加していたが、テスト終了後にハミルトンのコメントについて意見を求められた際、次のように答えていた。
「誰がどう思おうとそれは自由だよ」
「僕に何て答えさせたいんだい?」
ロズベルグは、自分は確かにハミルトンが言うような意味でのドイツ人ではないかもしれないと認めながらも、次のように続けた。
「なぜなら、僕はドイツで育ったわけじゃないからね。でも、自分では100%ドイツ人だと思っているよ」