伝説的元F1ドライバーであるミハエル・シューマッハの医療記録盗難事件を捜査しているフランスの捜査当局が、その犯人特定に近づいているようだ。
7日(月)に、フランスの『Le Dauphine Libere(ドフィネ・リベレ)』紙は、捜査当局ではシューマッハの医療情報を50,000ユーロ(約690万円)でメディアに売り込もうとするEメールを送信した者のインターネットIPアドレスを追跡し終えたと報じた。
伝えられるところによれば、そのIPアドレスはスイスのヘリコプター会社に関係するものだという。
シューマッハは、それまで入院していたフランスのグルノーブル大学病院から、ローザンヌまで陸路を救急車で移送されていた。だが、病院側は最初そのスイスのヘリコプター会社にも連絡を取っていたという。
その会社には、ヘリコプターでの移送をうまく行うための情報としてシューマッハの医療記録が前もって送られていたようだ。