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母国で悪い流れを断ち切ったハミルトン、黄金のトロフィーにご満悦

2014年07月07日(月)22:43 pm

F1第9戦イギリスGPで4戦ぶりの優勝を果たしたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、再び自信を取り戻している。

■【写真】ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)/F1イギリスGP

ランキングで首位を守るチームメートのニコ・ロズベルグがギアボックストラブルでリタイアしたため、2人の差は29ポイントから一気に4ポイントに縮まった。

ハミルトンは、ロズベルグにトラブルが出なくても倒すことができたと話す。

「ニコに比べてペースが良いという手応えがあったんだ」とハミルトン。「これまでにない勢いで彼を追い詰めていた」

「正直、彼のリタイアについては特に何も感じない」

このところリタイアやミスが続いていたハミルトンだが、すっかり自信を取り戻したようだ。

「シーズン残りに向けて、もう一度集中することができそうだ」

次のドイツGP(20日決勝)はロズベルグの母国グランプリだが、それにも負けないとハミルトンは話す。

「ニコの母国グランプリなのは知っているけれど、僕たちイギリス人ドライバーがここでもらえる応援に比べれば、8分の1にも届かないよ」

優勝を決めたあと、ハミルトンは母国イギリスのファンの前でドーナツターンを披露した。

「ギアボックスに何事もなかったことを祈るよ」とハミルトンは笑顔で語っている。

■優勝トロフィーより黄金のトロフィー

優勝後のもう1つの話題がトロフィーだった。ハミルトンは、イギリスGPのスポンサーであるサンタンデール銀行をテーマにしたトロフィーを表彰台で受け取ったが、すぐに壊れてしまった。

「黄金のトロフィーはどこさ?」

「(これは)プラスチックだ」とハミルトン。「せいぜい10ポンド(約1700円)だよ!」

実は、伝統のRAC(王立自動車クラブ)のトロフィーは、厳重な警備の元に保管されていた。その後ハミルトンは、記念撮影のために短時間だけこのトロフィーの所有者になった。

「こっちのほうがはるかにいいよ。本物のトロフィーだ、そうだろう?」とハミルトンは満面の笑みを見せていた。

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