メルセデスAMG非常勤会長で3度のF1チャンピオンであるニキ・ラウダは、F1第9戦イギリスGPでのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)について「子どものよう」だと批判している。
イギリスGPでベッテルはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)と激しい一騎打ちを演じた。ラウダも、2人のチャンピオンによる手に汗握るバトルを終始楽しんだと話している。
しかし、この最中にベッテルとアロンソは、相手がコースからはみ出していると無線でエンジニアに何度も訴えていた。コースの端を示す白線から四輪がはみ出した状態で走行し利益を得ることはルール違反に当たる。
ラウダは2人のこの態度に苦言を呈した。
「ベッテルが驚かされた小さな子どものようにわめいていたのは理解に苦しむ」とラウダはドイツの『Bild(ビルト)』紙に語っている。
「最高のドライバー2人が最高のレースをやっていた。これこそ観客が見たがっているものだ」
「ドライバーがより自由に走れるように、そして小さなことでいちいち罰を受けることのないように、バーニー・エクレストンに働きかけているところだ。より良いレースのために私は戦っているよ」とラウダは話している。