現在の契約が終了後、延長は見込んでいない。フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がそのように発言している。
おりしもアロンソについては、あるうわさが流れている。ジェンソン・バトンに代えてホンダ時代をけん引するようマクラーレンからアプローチを受けているというのだ。アロンソとマクラーレンの両者は2007年にもいちど手を結んだが、目も当てられない結果に終わった。
フェラーリとの契約は2016年末まで残っている。
しかしイタリア国内の報道をはじめ、スペインの日刊紙『Marca(マルカ)』が報じるところによると、フェラーリは「大きな経済努力」を払ってアロンソとの契約を更新するつもりらしい。ライバルチームには渡さないというわけだ。
だが32才のアロンソにとって、関心は別のところにある。
「僕としては、マシン改良に集中している。F1世界コンストラクターズ選手権で、フェラーリにできる限り高い順位をもたらそうと努力しているんだ。レッドブル、ウィリアムズ、それにフォース・インディアと戦いの真っ最中だからね。その次にくるのが2015年型車の開発だ」と、アロンソはF1第9戦イギリスGP開催中のシルバーストンで母国スペインの報道陣に語っている。
「以上が僕の優先事項さ」と、アロンソ。
「僕は2年契約を手にしている。何がみんなにとって最良のソリューションか、いずれ分かることだ」