オランダ出身の元F1ドライバーであるクリスチャン・アルバースが、ケータハムの新たなチーム代表になるようだと報じられている。
つい最近、かつてフォース・インディアやHRTでチーム代表を務めていたコリン・コレスがアラブ系共同事業体の支援を得てケータハムに乗り込み、実質的な最高責任者であるモータースポーツコンサルタントに就任するという報道が行われていた。
そして、ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』がさらに、コレスがチーム代表にアルバースを据えるつもりのようだと報じている。現在のケータハムのチーム代表であるシリル・アビテブールは、もともと勤務していたルノーに復帰することになると考えられている。
現在35歳となるアルバースは、2005年にミナルディからF1へのデビューを果たし、翌2006年にはコレスがマネジングディレクターを務めるMF1レーシングに移籍し、同チームがスパイカーに買収された2007年にもコレスのもとでドライバーを務めていた。
また、アルバースはDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)などでもコレスのチームでドライバーを務めていた経緯がある。
『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』のビアンカ・ガーロフ記者は、アルバースはドライバーとしてではなく、ケータハムの新チーム代表としてF1に戻ってくることになると報じている。
さらに、オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』も2日(水)に同様の記事を掲載しているが、こちらではアルバースはケータハムの最高責任者になるだろうとされている。
『De Telegraaf(テレグラーフ)』は、アルバースはすでに1日(火)にイギリスのリーフィールドにあるケータハムのファクトリーを訪問しているとし、「数日のうちに」正式発表が行われるだろうと書いている。
これに関し、現段階ではケータハムはコメントを行っていない。