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小林可夢偉所属のケータハム、3日(木)にチーム売却を正式発表か

2014年07月01日(火)15:24 pm

日本人ドライバーの小林可夢偉が所属するケータハムの内部関係者が3日(木)にもケータハムが売却されたことを正式に発表するだろうと語ったと報じられている。

ケータハムの創設者であるトニー・フェルナンデスが「F1はうまくいかなかった」のつぶやいたのを最後にツイッターアカウントを削除してから、チームとしてはこの件に関して公式には沈黙を守っている。

ケータハムでは、今週末に開催されるF1イギリスGP(7月6日)決勝の翌週にシルバーストンで行われるF1公式テストにインドネシア人ドライバーのリオ・ハリャントを起用すると発表していたが、これ以外に何の情報もでてこないケータハムに関して、さまざまな憶測が飛び交ってきていた。

ケータハムのGP2(F1の下位カテゴリー)チームに所属するハリャントは、「チームが設定した計画のために働く準備を100パーセント整えるし、最善を尽くして彼らの開発の手助けをしたい」と抱負を述べていた。

だが、チーム関係者がその舞台裏の秘密を明かし始めているようだ。

複数のメディアが、コストが雪だるま式にかさむ一方で、成績が伴わないF1への愛着を失ったフェルナンデスに関して詳細な報道を行っている。

スイス出身のベテランジャーナリストであるロジャー・ブノワは、低価格路線の航空会社エアアジアの創設者として知られる実業家のフェルナンデスが、3日(木)にイギリスのリーフィールドにあるケータハムのファクトリーでチームのスタッフたちの前に立って話をすると聞いた、と書いている。

ブノワが『Blick(ブリック)』紙に書いたところによれば、フェルナンデスはチームスタッフたちに対し、ケータハムが「スイスにあるアラブ系ビジネスマンたちによる共同事業体に売却された」ことを伝えることになっているという。

ブノワは、フェルナンデスは現在、プレミアリーグへの復帰を果たしたサッカークラブのクイーンズ・パーク・レンジャーズのほうに夢中になっており、F1が2015年から開始すると言っていた予算制限の導入にまたもしくじったことに大きく落胆していたとしている。

チーム関係者は、ケータハムではこのニュースを今週末のイギリスGPの前に正式に発表するだろうと語ったとされており、その際、現在チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、かつて勤務していたルノーに復帰することも明らかにされるだろうと付け加えている。

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