LCC(格安航空会社)大手エアアジアの社主トニー・フェルナンデスが27日(金)、ツイッターのアカウントを閉鎖。その直前、やはり彼の所有で小林可夢偉が所属するF1チーム、ケータハムの撤退を示唆するつぶやきを行った。
マレーシアの実業家フェルナンデスは、不思議と今季いちどもパドックに姿を見せていない。さらに、ケータハム存続のチャンスは一年限りとも警告している。
緑を基調とするケータハムがF1グリッドについてから4年半。2014年はここまで8戦を終えて、可夢偉の力走にも関わらずポイントを獲得できていない。そこへきて、アラブの投資家へのチーム売却がうわさされている。
イギリス『Times(タイムズ)』紙のケビン・イーソン記者は27日(金)、次のように伝えている。「フェルナンデスが止めたがっているのは、F1では公然の秘密だ」
同時に、チーム代表シリル・アビテブールに関する憶測も流れている。間もなく元の職場であるルノーに戻って、苦戦しているF1エンジン製造部門のリストラに取りかかるというものだ。
27日、突然のツイッター閉鎖告知でフォロワーを驚かせたフェルナンデスだが、次のツイートから、やはり止めるのはツイッターだけではないようだ。
「F1はうまくいかなかった。でも市販車のケータハムは愛している」。これがフェルナンデスによる別れのことばだった。