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F1変更案に驚くロズベルグ

2014年06月23日(月)11:18 am

先週末のF1第8戦オーストリアGP、パドックには、ある種の自己反省的な雰囲気が漂っていた。テレビ中継の視聴率が下がっている。スポンサーも神経質に。F1「ショー」への影響は・・・?だが、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)には、それがすべて下手な考えに思えてならない。

エグゾースト音を増幅しようと「メガホン」やツイン・エグゾーストが試されたり、マシン底部の火花を演出するためチタンのプレートを取り付けてみたり。すべてが小手先の工夫と指摘する声も確かにある。

オーストリアGPを終えてF1ドライバーズ世界選手権をリードするロズベルグは、次のように話す。「僕らはオープンな姿勢を崩してはならない。F1ファンの懸念や提案には、真剣に耳を傾けるべきだ」

「もちろん、もう少しマシンのノイズが高ければいいなとは思う」と、『Speedweek(スピードウィーク)』にコメントするロズベルグ。「だからといって、今どこかを改善する必要性はあるのかな」

セーフティカー導入後、レースの再スタートは静止状態でとの案はどうなのだろう。すでにF1コミッションで承認されたというのだが。ロズベルグはこれに眉をひそめる。

「そんな提案がされているの?」と、報道陣に逆取材するロズベルグ。「それは、やりすぎじゃないかなあ」

「ファンにとって、レースのスタートがいちばん興奮する瞬間であるのは理解している。でも、静止からの再スタートはかんべんしてほしい。僕にいわせれば、それはあまりに極端だ。今のままのF1でいいじゃないか」

「ちゃぶ台返しのような変更は歓迎できないよ」と、ロズベルグ。

メルセデスAMGでロズベルグを走らせるトト・ヴォルフも彼と同意見だ。2014年F1を支配する「自虐」の雰囲気が腹立たしい。特に先週末は、久しぶりのオーストリアGP開催だったのだ。

「このすばらしい新サーキットにやってきて、一体どうしたんだ」と、ヴォルフ。「今シーズン何戦かエキサイティングなレースがあったじゃないか。自分で自分を貶める真似はやめるべきだよ」

「そもそも定例記者会見は、なぜあんな始め方をするかな。いきなりF1の問題点について話すなんて」と、ヴォルフは疑問を呈していた。

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