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運転席が狭くなる?まだ思春期の20歳、クビアト

2014年06月23日(月)12:48 pm

思春期よ収まってくれと、ダニール・クビアト(トロロッソ)は今、祈りにも似た心境だ。

昨年GP3でタイトルを獲得、一足飛びにF1に駆け上がったクビアト。当時の身長は175cmだった。

ところが別の資料、取り分けより新しいF1のデータによると、彼の身長は180cmである。5cmの差は大きい。ごく平均的な成人と長身の大人、そんな違いだ。

レッドブルで若手ドライバー育成プログラムを受け持つヘルムート・マルコ博士は、今もクビアトは成長を続けていると証言する。

このままの調子で身体が大柄になると運転席に収まりきらなくなって、彼のF1キャリアに影響が出かねない。

「確かにまずいね」と、『Speedweek(スピードウィーク)』に語るクビアト。「僕も長身ドライバーの仲間入りだ」

「でも過去には、僕より背の高いドライバーがいた。マーク・ウェバーやゲルハルト・ベルガーだ」

「以前、身体の成長期を経験したよ。でも、もう止まったと思う」と、クビアト。

クビアトは、今年F1に登場したドライバーの中で特筆すべき驚きの新人だ。ただ、F1デビューが昨年だったらどうなっていたことか。その点、クビアトはラッキーだったとマルコはいう。

「ダニール・クビアトは非常に優れたドライバーだ」と、イギリス『Guardian(ガーディアン)』紙に話すマルコ。「だが彼は若い。もし昨年型のマシンに乗っていたら、レースを完走するだけでヘトヘトになっていたことだろう」

「それほど今年のマシンは身体にかかる負担が軽い。おかげで彼は完走できるのだ」

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