F1オーストリアGP予選で波乱が起きた。今季、異次元の速さで連続ポールポジションを続けていたメルセデスAMG。それを止めたのは、前戦カナダGPで勝ったレッドブルでも、フェラーリでもない、なんとフェリペ・マッサ&ウィリアムズだった。
■【予選結果】ウィリアムズ1-2!F1オーストリアGP予選のタイム、ギャップ
■移籍は正しかった!今季の予選の流れを変えたのは、まさかのマッサ&ウィリアムズ!
今季の予選はメルセデスAMGが連続ポールポジションを続けており、その速さは誰も止めることはできないと思われていたが、この流れを変えたのは、フェラーリからウィリアムズへ移籍したフェリペ・マッサだった。マッサは、この移籍が正しかったことを証明して見せた。
■マッサは"あのブラジルGP"以来、6年ぶり16回目のポール。
2008年ブラジルGP、初のワールドチャンピオン獲得まであと1戦という状況で、最終戦ブラジルGPに挑んだ地元のマッサ(当時フェラーリ)は、見事プレッシャーに打ち勝ちポール・トゥ・ウィンを達成。誰もが初のワールドチャンピオンを地元で決めたと思っていたが、なんと、初のワールドチャンピオンに輝いたのは、最終ラップにトヨタのティモ・グロックを抜き去り、わずか1ポイント上回った2年目のルイス・ハミルトン(当時マクラーレン)だった。
マッサは地元でポールトゥウィンした喜びと、タイトルを目の前で逃した悔しさの中での表彰台だった。あまりにもドラマチックな幕切れだ。
■名門ウィリアムズ、ようやく復活!2003年ドイツGP以来の予選1-2。
やっと速さを取り戻してきた名門ウィリアムズ。予選フロントロー獲得は、11年ぶりとなった。
11年前の2003年ドイツGP予選、ポールポジションを獲得したのはBMWウィリアムズのFW25を駆るファン-パブロ・モントーヤ、2番手はラルフ・シューマッハだった。
当時モントーヤは、ポール・トゥ・ウィンを達成している。
フェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスのコンビは、ウィリアムズを勝利へ導けるか?